白菜
冬に欠かせない野菜といえばやはり白菜です。
鍋物、漬け物、煮浸し、サラダ、等とにかく寒い冬には大活躍します。白菜は煮るとかさが減り甘みも出るため、油分の多い肉や魚をさっぱり食べることができ、また食物繊維も豊富なので便秘の解消にも期待されます。栄養はカリウムやカルシウムなどのミネラル分が比較的多く体の調子を整えてくれます。今年は価格も手頃になってきましたのでたくさん食べて下さい。産地は茨城県、長野県で全体の半分を、あとは群馬県、栃木県など各地です。
京にんじん(金時人参)
にんじんにはオレンジ色で寸の短い西洋系の「五寸にんじん」と、赤くて細長い東洋系の「金時にんじん(京にんじん)」など赤系のものが有ります。金時にんじんは柔らかく、甘みもあるとても食べやすいにんじんで、関西地方ではおなじみです。これからの「お正月料理」には欠かせない野菜です。摂取するとビタミンAに変換するカロテンや粘膜を強くするリコピンを多く含んでいますのでこれからの季節の風邪予防が期待されます。調理法としては、油との相性がとても良いので「天ぷら」や「きんぴら」などがおすすめです。産地は香川県・岡山県などです。
蕪(かぶ)
「日本書紀」に出てくるほど古くから食べられていた蕪は、アフガニスタンが原産地とされていて中国を経由して日本に伝えられとされています。土質を選ばないので日本各地で栽培されていて大阪の「天王寺かぶ」、京都の「聖護院かぶ」などは有名です。東京にも「金町こかぶ」があります。
大田市場には千葉県産が最も多く入荷してきますが、季節により群馬・栃木・青森などからも入荷してきます。
その他、これからの季節野菜は「海老芋」「食用菊・もって菊」「天カブ」「黄ゆず」「くわい」
などが出回ってきます。