枝豆(えだまめ)
夏のおすすめ食材と言えば「えだまめ」を外すわけにはいきません。塩ゆでして食べるのが一番ですが、中の実を取り出し天ぷらもよし、夏の冷たい茶碗蒸しに入れたり、ミキサーにかけてスープにしたり、カレーライスやサラダのトッピングにと数えたらキリが無いくらいレシピがあります。 枝豆には高血圧の原因となるナトリウム(塩分)の排出を助け、利尿作用を促すカリウムも多く含んでいて、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的に働きます。そのほかタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、食物繊維、鉄分などが豊富に含まれています。現在市場には埼玉・千葉・新潟・群馬などから入荷していますが、もう少しすると東北地方(山形・秋田・青森など)からも入荷してきます。
オクラ
アフリカが原産のオクラは明治初期に日本に渡来しましたが、一般的に普及したのは昭和40年過ぎです。 旬は7〜9月で、この季節は露地ものが出荷されるため、価格も安定しています。8月は沖縄や鹿児島など南の産地で出荷ピークを迎えます。そして徐々に関東から東北産地に、出荷が移動する時期でもあります。 オクラの特徴であるネバネバはムチンやペクチンなどの食物繊維。ムチンには、弱った胃壁を保護してたんぱく質の消化、吸収を助けてくれる働きがあります。そのため食べた食品の栄養が効率良く、体にいきわたるようになるのです
とうもろこし
とうもろこしの原産はメキシコまたは南米北部と言われています。 私たちが普段目にするのは、スイートコーン種で糖分が多く含まれていて、暑い夏の疲労回復に役立ちます。 一昔前までは全体が濃い黄色のハニーバンタムが主流でしたが、次に黄色と白の粒が混じったピーターコーンが人気となりました。 現在では、サニーショコラ、ゴールドラッシュ、味来などの、スーパースイートコーンと呼ばれる糖度のより高いコーンがたくさん生産されるようになっています。これらのコーンは、実が全体に黄色で食べても歯にひっかかりにくく、全体の大きさは小ぶりですが、粒の密度は従来のものより多くなっているのが特徴です。また甘みが強く、皮が薄く(歯に皮が挟まりにくい)、茹で時間が短いことも特性です。
来月の旬のおすすめ野菜は、
ゴーヤ(レイシ)、とうがん(冬瓜)、
なす(茄子)、などをお届けいたします。