根三つ葉
みつばはセリ科。日本、中国、朝鮮半島に自生しています。野菜としての利用は日本と中国くらい。早春を告げる香りと、歯ざわりが日本人にあっているのでしょう。
春に種をまき、冬、葉が枯れると根元に土寄せし、翌春、葉が地上に出たころ、根つきのまま収穫、出荷されます。お浸しが根三つ葉の風味をいちばん感じられますが、卵とじや鍋に入れてもとても美味しい物です。産地は・千葉・茨城・埼玉などです。
山菜
春を告げる野菜のひとつ「山菜」は、江戸時代の三大飢饉による食糧難がきっかけとなり、食べ方も工夫され次第に食べられるようになったと言われています。茹でて和え物にしたり、天ぷら、炒め物など種類によって食べ方はありますが、ぜひお試し下さい。
市場にはまだハウス栽培ですが、「うど」「うるい」「タラの芽」「ふきのとう」「こごみ」など、徳島・福島・山形・秋田など各地から入荷してきます。
おかひじき
元々は、海岸の砂地に自生するアカザ科の野草で、おかひじきの名は、形が海草のひじきに似ていることからその名が付いたと言われています。
見た目は「陸のひじき」という名そのものですが、栄養価は大変優れている野菜です。キャベツとの成分を比較すると、カロテンが170倍、ビタミンAも170倍という驚きの栄養素を含んでいます。他に、カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル分が多く、ビタミンCも豊富に含まれています。産地は千葉・山形などです。
来月の旬のおすすめ野菜は、
筍(たけのこ)、さやえんどう、春キャベツ
などをお届けいたします。