「むかご」は長いもや自然薯などの地上部に伸びた蔓（つる）の葉の付け根に出来る直径1センチほどの丸い形をした物です。いわば山芋の赤ちゃんみたいなものですね。これを植えればちゃんと芽が出てくるそうです。

昔から食用にされていて、茹でたり、ご飯と一緒に炊いたりするとむっちりして何ともいえない美味しさがあります。油で揚げてさっと塩をふって食べるとビールのつまみに合います。栄養は鉄分・カリウム・マグネシウムなどを含んでいます。産地は青森県・北海道など東北各地で収穫出来ます。

春から夏は中国産が入荷していますが、秋から冬は国内産の「紅芯大根」が愛知県や、静岡県など温暖な地域から入荷してきます。色も鮮やかなピンクで実も締まってとても瑞々しく品質の良いものです。
価格も中国産に比べると安くなりましたので、是非一度ご利用下さい。調理の注意点は熱を加えると色が抜けてしまうので、生食、又はお酢を使ったメニューなどが良いと思います。

奇麗な赤い色をした「かぶ」ですが、アブラナ科ではなくアカザ科の植物で砂糖の材料となる甜菜の仲間です。茹でてスライスすれば料理の付け合わせに、またはピクルスしてもほんのり甘みがあり美味しいです。あとはボルシチ（ロシアのスープ）の材料としても有名ですね。

栄養面ではカリウムを多く含んでいますので、塩分の排出を促して高血圧の予防に効果が期待されます。日本では長野県・北海道での栽培が盛んに行われています。