ピーマン
中南米原産といわれ、唐辛子から派生した辛みの無いものを品種改良して出来たものが、現在のピーマンです。大正時代日本に入ってきましたが一般家庭に普及したのは昭和30年以降です。栄養面ではビタミンC、カロテンを多く含んでいますので、生食も良いですが炒めたり、煮たりすると、かさが減り、たくさん食べることができます。
ピーマンのビタミンCは、加熱調理による損失が少なく、油とともに調理すればカロテンの吸収がよくなります。カラーピーマンは緑色のピーマンが熟して赤や黄色になったものです。主産地は宮崎県・高知県・茨城県ですが日本全国で栽培されています。
トレビス
最近ではスーパーでも見かけるようになった「トレビス」ですが、ヨーロッパ原産で苦みのある野菜です。紫キャベツに似ていますが、トレビスは「キク科」でキャベツは「アブラナ科」なので別のものです。サラダの彩りや、苦みをアクセントに利用できるため飲食店では人気の食材です。
アメリカなどからの輸入がほとんどですが、涼しい気候を好む野菜ですので、この時期、長野県などからも入荷があります。
エシャロット
古くからエジプトやインドで栽培されていたとされる「エシャロット」は玉ねぎの変種で味はニンニクと玉ねぎを合わせたような感じす。生で食べるとニンニクほど臭みはありませんが、とても辛いものです。皮をむき細かく刻んで、炒めたり煮込んだりしてフランス料理のソースには欠かせない食材です。
ほとんどが輸入でフランス・アメリカなどから入荷しています。日本のエシャレットと区別するために「ベルギーエシャロット」として市場では呼ばれています。
来月の旬のおすすめ野菜は、
オクラ、えんどうまめ、
そうめんかぼちゃなどをお届けいたします。