筍(たけのこ)
孟宗竹(もうそうちく)
関東で売られているたけのこは、ほとんどがこの孟宗竹です。大型で肉厚、柔らかく香りも良く、えぐみが少ないのが特徴です。中国江南地方の原産で、日本には今の沖縄経由で薩摩に植えられたのが最初と言われています。2月下旬に九州で出始め、5月下旬頃まで各地で収穫が続きますが、京都産のものが有名です。
真竹(まだけ)
関西、特に京都に多く生産されます。日本に古くからあった竹です。たけのこが出てくるのは一番遅く7月です。アクが強くやや苦味が強い品種です。
淡竹(はちく)
九州、関西近辺から出回り、耐寒性があるので北海道にも生産されています。皮の色は赤紫で先端が淡い緑色の美しいたけのこです。成長した竹も粉をふいた淡い緑で大変美しいです。やや甘みに欠けますが、アクが少なく、味も淡白で、しゃきっとした歯触りがあります。地上に出てから収穫されます。5月〜6月が旬です。
根曲がり竹
山陰・東北・北海道で人気です。 根元で茎が湾曲して立ち上がることからその名がつきました。日本特産のたけのこで、小型で細く、アクが少なくきめ細かい歯ざわりで美味です。旬は6月です。
メークイン
じゃがいもの品種は世界中に約2000種類もあります。その中で日本で栽培されているのは約20種類です。「メークイン」の語源は「May-Queen」・・・つまり5月の女王を意味します。花の女神フローラの祭りに、村娘の中から選ばれた女王にちなんで付けられた名前です。男爵薯に比べて黄みがかった肉色できめが細かく、煮くずれしにくいのが長所です。
日本では国内産の80%近くを北海道で、そのほか長崎県・鹿児島県・茨城県・千葉県などからも入荷してきます。栄養面でもじゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷんに包まれているため、熱に強いのが特徴で、ゆでてもあまり失われません。また、カロリーはご飯の約半分です。カリウムも多く、またアルカリ性食品なので肉や魚などの酸性食品の料理の付け合せにも最適です。
サラダ菜
結球性のレタスを結球前に収穫したもの。葉は緑色でつやがあり、厚みがあるがとてもやわらかく、なめらかな口当たりなのでバター・ヘッド型ともいいます。レタス類は95%以上が水分です。それでもミネラル(カリウム、カルシウム、鉄等)のほか、ビタミン類を多く含んでいます。
外葉の緑色が濃く、切り口が小さめで白く、葉がみずみずしくつやと張りがあるものがよいでしょう。硬くて重いものは苦みが強いことがあるので注意しましょう。 大田市場には千葉県・茨城県・埼玉県 ・福岡県などから入荷して来ます。
来月の旬のおすすめ野菜は、
胡瓜(きゅうり)、かいわれ、
キャベツなどをお届けいたします。