あまおう
「とよのか」に代わり、今では福岡県の「いちご」と言えば、この「あまおう」が有名になっています。「あまい」「まあるい」「おおきい」「うまい」の頭文字をとって2003年に品種登録されました。大きいものの方が甘みはありますが、適度な酸味も含まれていてこくのある濃い味を楽しめます。実の粒が40gにもなる大きな「あまおう」は贈答用などにも人気があります。
きんかん
中国原産の柑橘。外側の皮とその下の綿状部分が甘く、実の部分はやや酸っぱい。最近は「完熟キンカン」とか「たまたま」とか、実の甘い品種もでまわっていますが、一般的にはシロップ煮とかジャムなどへの利用が多く宮崎県・鹿児島県などから入荷。レモンよりビタミンCは多く含まれているすぐれものです。
いよかん
山口県の中村正路氏の農園で自然発生されたものが、明治時代に愛媛県に移植され、さらに、宮内正義氏の農園で枝変わりが発見され、愛媛県の旧国名の「伊予」から「いよかん」と命名されました。 みかんとオレンジの交雑種ではないかと言われますがが、正確な起源は不明です。旬は1月〜3月で、生産は、愛媛県が全国の8割を占めています。いよかんは水分が多く、ビタミンC、酸味の素であるクエン酸や、βカロテンなどが含まれています。 またこの時期は他に、ポンカン・みかん・デコポン・せとか・ハッサク等風邪予防になるビタミンを多く含む柑橘類がたくさん出回っています。