旬の果物

>> 2019年10月のオススメ果物をご紹介します : 【 2019/10/15更新 】
旬の食材は、新鮮で栄養価が高い上に経済的です。また食材が一番おいしい時期になりますので、是非ご賞味ください。
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柿

柿は平安時代に中国から伝えられとする説が有力で、奈良時代には食用していたと記された木簡などが出土されています。 砂糖など無い時代に貴重な甘み成分で、渋柿なども干して甘くしてから貯蔵していました。 品種は「富有(ふゆう)」「平種無(ひらたねなし)」「刀根早生(とねわせ)」「西村早生(にしむらわせ)」「次郎(じろう)」「市田柿(いちだがき)」「太秋(たいしゅう)」などの多くの品種があります。産地は和歌山・奈良・福岡・岐阜などです。

ラ・フランス

ラ・フランス

ラ・フランスは1864年、フランスのクロード・ブランシュ氏が発見。そのおいしさに「わが国を代表するにふさわしい果物である!」と賛美したことから「ラ・フランス」と名前がついたという。
日本には明治36年に、山形県には大正初期に入った。しかし生まれついての「みだぐなす」(見たくない梨)と、栽培に手間がかかることから、受粉樹という日陰の立場に甘んじていた。しかし、昭和40年代頃から缶詰よりも生のフルーツへと需要が移ると、生食用の決め手としてラ・フランスの真のおいしさが注目されるようになった。
ラ・フランスは、別名「バター・ペア」。特有の芳香と、果汁がしたたるち密な肉質は、まさに西洋なしの最高峰。当初は高価な果物としてわずかに出回っていたが、グルメブームの到来で、広く一般的に入手できるようになった。ラ・フランスは西洋なしの中で一番開花が早いが、実がなるまでに時間がかかる。生育期間が長ければその分手間がかかるし、病害虫や台風の影響も受けやすい。故郷のフランスで作られなくなったのもこのためだ。有機質を入れる土作りから始まり、枝のせん定、病害虫防除、つぼみの段階での数の整理・実の数の整理を重ねて大切に育て上げる。官民一体の研究努力が実り、ようやく生産体制が安定したのが昭和60年頃。これ以降は、栽培面積、収量ともグンと伸びている。産地は山形・長野など。

国産レモン

国産レモン

レモンは柑橘類の中では四季咲き性の強い品種である。鉢植え・露地植えのいずれでも栽培が可能であるが、早期の収穫を目指す場合は鉢植えの方が早く開花結実する。栽培品種の増殖は主に接木・挿し木で行なわれる。日本ではリスボン種とユーレカ種の栽培が多い。



  • リスボン
    主力品種の1つ。樹勢が強く、豊産性の品種。枝は直立方向に伸びるため、大木になりやすくトゲがやや多い。1917年に南カリフォルニアのリバーサイドで開発され、1950年ごろに市場に出回るようになった。日本ではブランド名の「サンキスト」でも知られている。カリフォルニアの内陸部や広島県で栽培されている。耐寒性・耐暑性に優れる。多汁で香りの強い品種である。

  • ユーレカ
    主力品種の1つ。シチリア原産。樹勢はレモンの中ではやや弱くトゲは比較的少ない。リスボンより耐寒性がやや弱いとされているが品質は高く評価されており、カリフォルニアなどで多く栽培される。

    その他、加工用に適した「紅玉リンゴ」「干し柿」「温州みかん」など年末には「国産いちご」「キンカン」なども出回ってきます。

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