ポンカン
インド原産の柑橘で、中国から台湾を経て明治時代に鹿児島に伝来したとされています。
「ポンカンの「ポン」はインド西部の「Poona」から、「カン」は柑橘の「柑」から付けられたと言われ漢字にすると「椪柑」または「凸柑」と書きます。
また「ポンカン」と「ネーブルオレンジ」との自然交配種に「タンカン」、そして「デコポン」の親でもあります。みかんには無い芳醇な香りと甘みがあり、手頃な大きさでむきやすいのが特徴です。 品種は「今津・吉田・森田・太田」などの品種があり愛媛、鹿児島、高知、などから入荷します。
とちおとめ
いちごの代名詞ともいえる「とちおとめ」は作付面積としては日本で一番多く栽培されているいちごで、「久留米49号」と「栃の峰」の交配種として1996年品種登録されました。小粒のものから大粒のものまでサイズも豊富にあり、色々な用途に利用しやすく日持ちも良いことからクリスマスシーズンは特に人気があります。
味は酸味と甘みのバランスが良く適度に締まった実を口に頬張るとイチゴのとても良い香りが口に広がりとても美味しいいちごです。栄養はビタミンCが特に豊富に含まれていて5〜6粒食べると一日に必要な摂取量が摂れるといわれています。
※画像提供 JA全農とちぎ http://www.tochigi15.jp/tochiotome/
文旦(ぶんたん)
原生地は東南アジア・中国南部・台湾などとされており、日本には江戸時代初期、長崎に伝えられました。別名「ザボン」や「ボンタン」とも呼ばれています。本格的に栽培されるようになったのは明治以降のことです。
皮が厚く剥くのに手間は掛かりますが、果肉は大粒で張りがありとても良い香りで爽やかな甘みと酸味で食べやすい果物です。文旦の仲間にはグレープフルーツ類・河内晩柑・晩白柚・メロゴールドなどがあります。
文旦として栽培されているのは9割以上が高知県で、鹿児島や長崎でも僅かに栽培されています。
来月の旬のおすすめ果物は、
はるみ、あまおう、はっさく(八朔)
などをお届けいたします。