いちじく(無花果)
いちじくには百種類以上の品種があり、色も、薄いグリーン、ブラウン、赤、パープルとさまざまです。
国内で出荷されるいちじくの約8割が「桝井ドーフィン」という品種です。1909年に広島の桝井氏がアメリカから日本に持ち帰ったのでその名前がつきました。栽培のしやすさと日持ちのよさから全国に広まり、ほどよい甘みとさっぱりとした風味が、生食やジャムなどにもおすすめです。
田舎の庭にいちじくの木が植えてあり、夏から秋に熟した実を祖母にもいでもらい食べた記憶があります。台風の影響などがなければ10月頃まで出回ります。
産地は愛知・和歌山・福岡・兵庫などです。
栗(くり)
秋の味覚を代表する「栗」は、「筑波(つくば)」「丹沢(たんざわ)」「利平(りへい)」「国見(くにみ)」などの品種があり、9月初旬から10月初旬にかけて入荷してきます。最近では、粒が大きく甘みもある「筑波」が人気で加工用にも利用されています。主な産地は茨城県、愛媛県、熊本県などです。
ナガノパープル
ナガノパープルは、巨峰とリザマートを両親に、市内にある長野県果樹試験場で育成された新品種のぶどうです。平成4年に品種登録され、その後10年以上かけ増殖・安定栽培化し市場に出たのは平成17年と、まだまだ生産量も少なく、希少なぶどうです。ナガノパープルの特徴は、何と言っても種がなく、皮まで食べられる、大粒のぶどうだと言うことです。ナガノパープル一房を食べると、赤ワイン1本分と同程度のポリフェノールを摂取できるそうです。産地はもちろん長野です。
※ 品種登録時には「巨峰」と「ロザリオビアンコ」の交配組み合わせによる育成とされていましたが、花粉親が「リザマート」であることが明らかとなり、平成22年12月22日に長野県果樹試験場から公表されました。
来月の旬のおすすめ果物は、
シナノスイート、西洋梨、柿、
などをお届けいたします。