梅
梅の実には、脂質、たんぱく質、糖質、食物繊維などの栄養素のほか、カルシウム、ナトリウム、鉄分などのミネラルが多く含まれています。また、梅干しなどの加工品は、殺菌効果のあるクエン酸、リンゴ酸などの有機酸も豊富になります。梅の果肉の90%は水分で、この中に有機酸が含まれています。
未熟な果肉の有機酸は主にリンゴ酸ですが、実が熟すにつれてクエン酸が増えていきます。梅干しの酸っぱさは、そのクエン酸によるものです。これから暑くなる時期には「梅干し」などを使ってさっぱりしたメニューはいかがでしょうか。
びわ
中国が原産の熱帯性果実で、古くは江戸時代から栽培された記録があります。
- 品種
- 「茂木びわ」
40〜50gとやや小ぶりの果実ですが、甘みもあり酸味は少なく枇杷全体の半数以上をこの品種が占めています。主産地は長崎県、鹿児島県などです。 - 「長崎早生」
茂木びわの交配種で、ハウス栽培で早くから出回る品種です。水分が豊富でみずみずしく上品なあまみが特徴です。主産地は長崎県です。 - 「田中びわ」
やや大きな果実は60〜80gあり、甘みと酸味のバランスがとれている品種です。主産地は千葉県、愛媛県、香川県などです。
プラム
プラムには、「日本すもも(プラム)」と「西洋すもも(プルーン)」があります。
主にプラムは生食用、プルーンはドライプルーンやジャムなどの加工用に利用されます。
品種は「大石早生」「ソルダム」「太陽」「サンタローザ」「貴陽」などが生食用としてこれから7月頃まで、店頭に並びます。プラムの表面に白い粉の様な物が付着していますが、これはブルームという果実自体を
保護するために付いているので食べる直前に洗った方が良いでしょう。食べても害はありません。
来月の旬のおすすめ果物は、
桃(もも)、デラブドウ、あんず
などをお届けいたします。