梨は大きく分けると、日本梨、中国梨、洋梨の3種に分けられます。今回は代表的な日本梨をご紹介します。

• 二十世紀梨
  果肉はなめらかで果汁も多く、適度な酸味と糖度を備えた青梨の王者です。千葉県松戸市で偶然できた品種です。主に鳥取県で育てられました。松戸市にはその由来から今でも「二十世紀が丘」の地名が残っています。収穫時期9月上旬〜下旬。
  
  
• 幸水
  酸味も少なく、甘みと水分がよくミックスされて非常に糖度が高く果肉が柔らかい。収穫時期が早いため、早くから秋の味覚を楽しめます。収穫時期は8月中旬〜下旬。
  
  
• 豊水
  1つが350〜500グラムと大きいわりに甘みが強く、果汁も多く、肉質も柔らかい。二十世紀と比較して赤梨の王者と言われます。収穫時期は9月上旬〜20日ごろ。
  
  
• 新高
  赤梨の系統で、少し芳香があり、貯蔵性が高い。大きいもので1つ1キログラムにもなります。収穫時期は10月中旬〜11月中旬。 各地で収穫されますが、市場に入荷してくる産地は、山梨・千葉・茨城・福島・宮城などです。
  
  

メロンは表面の網の有無によって「ネット系」、「ノーネット系」に分けられます。
また、果肉の色で分類すると「赤肉系」、「青肉系」、「白肉系」に分けられ、赤肉は夕張メロンやクインシーメロン、青肉ではマスクメロンやアンデスメロンなどが有名です。白肉にはキンショウメロンやホームランメロンがあります。
メロンには、カロチンやビタミンＣなどのビタミン群や、体内の塩分を排泄する作用のあるカリウムなどミネラル成分も豊富に含まれています。メロンの果肉100gあたりのカリウム含有量は、すいかよりも多くなっています。また、メロンの果肉には食物繊維であるペクチンも多く含まれています。

5月から9月頃に出回る「みかん」、栽培に手間が掛かるため、価格は高めですが酸味と甘みのバランスがとても良くコクのある味わいです。
品種は各地で違うようですが、画像の「蒲郡温室みかん」は宮川早生です。栄養は冬に出回るみかんに準じています。愛媛・佐賀・愛知など各地で栽培されています。